おうち時間におすすめの海外映像作品

1. MASK

いっちばん何も考えずに観れて、笑えて、すかっとする、ハイテンション・ジェットコースターストーリー。控えめに言って最高です。緑の顔のオトコが陽気に踊りまくる。そして悪の組織をぶっツブす!すっきりしたい人におすすめ。

映画というよりアメリカアニメみたいだけれど、90年代のアメリカの精神性を感じるなぁ。これを実写でやるのがすごい。ジム・キャリーは安定の怪演(快演)。あとキャメロン・ディアスがかわいい。

すごいなーと思うのは、こんなに超おもしろいドタバタコメディ、エンターテインメントとして綺麗にまとまっているのに、タイトルの『MASK』は「人は社会に適応するため本来の自分を抑えている」という、根の深い社会問題を暗喩しているところ。深い。というか、商業作品である以上結局は視聴者ありきのもの、観てもらって「おもしろい」と思ってもらうことが第一歩なんだな、と改めて思わされる作品です。

吹き替えver.は山寺宏一がやっているけど、それもすごく良いですよ。山寺宏一は、ジム・キャリーの吹替といえばこの人!というくらい定番のハマり役なんですが、演技力が非常に高いので、吹替版と字幕版、比べて観てみるのもおもしろいでしょう。